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すずしろ診療所
すずしろ診療所 お問い合わせは 03-3557-1131 です
 すずしろ診療所 所長紹介





  所長
  黒部 信一
  
(内科、小児科、心療内科、訪問診療    
 私が、2012年3月からすずしろ診療所所長になった黒部です。初代所長の故大井武正医師とは、先生が東大医学部、私が慶應大医学部の学生時代に知己をえた間柄でしたが、その後四〇数年も経て先生の後を引き受けて、すずしろで働くようになるなんて、不思議なご縁を感じております。
 本来私は総合小児科医(子どもの内科、皮膚科、耳鼻科、眼科、泌尿器科など総合的に浅く広い医療をする医者)でしたが、二〇年前から内科と心療内科(心身症と軽い精神科)を初め、子どもと大人の総合的な家庭医を目指してきました。浅く広く知っているということが特徴で、それぞれ分野の専門医というわけではありません。判断に迷うことや知らない場合は、専門医に紹介いたします。得意とする分野は、感染症、アレルギー疾患、予防医学で、予防接種も、子どもと大人の健康診断も行ないます。まだ日本では定着していない家庭医を目指して頑張っております。
 私の医学観の基本は、「病気の原因は環境に適応できなくなった時に、その人の年齢と環境によって、その人の遺伝的弱点に病気が出る」という考えです。つまり環境に適応できなくなった時に、自然治癒力、免疫力、抵抗力が落ちて病気になるというもので、「病原環境論」ともいわれているものです。環境には、自然環境、社会環境(家庭を含む)、情緒的心理的環境があります。そこから発生するストレスが最大の病気の原因と考えていて、それにうまく適応(順応)できない時に、すぐにストレス状態になり、それが病気を引き起こす原因になるという考えです。それにもう一つ、医者は医療サービスを提供するサービス業だというのも、わたしの医師としての基本的な姿勢の一つです。
 病気は自分で治すものです。医師はそのお手伝いをするもので、医師が患者を治すというのは幻想で、医師の思い上がりです。私は医師としていろいろアドバイスはしますが、できるだけ本人も努力してください。医者にかかっていればよいという考えでは、病気から逃れられません。
 すずしろ診療所は、在宅療養支援診療所ですが、在宅支援というのは、診療所へ来られない方へ、こちらから訪問診療をすることです。ただし救急の場合は、自宅から救急車を呼んでください。それ程の状態でなければ、取り敢えず電話相談に応じ、私にできることでしたら、夜間でも訪問診療をいたします。すずしろは小規模診療所なので、夜間・土日・休日については、十分なことができないかも知れませんが、一生懸命ほかの先生方と協力して努力して頑張っていきたいと思っていますので、ご支援のほどお願いいたします。
著書の紹介 1






小出裕章/黒部信一著
『原発・放射能 子どもがあぶない』
(文春新書 760円)
 今度すずしろ診療所の所長になられる黒部信一先生が、京都大学原子力研究所の小出さんと共著で、表記のような本を出された。原発事故以来、原発や放射能関係の本が、いろいろ出されているなかで、この新書では、とくに子どもと放射能汚染について、詳しく書かれている。この点が類書にない特徴であると思う。
 この本を読んで一番印象に残るのは、人間の身体のなかで、体の形成に不可欠な諸要素と、放射能を発する物質とが似通っていて、体内で誤って吸収されやすい、とう点である。ヨードと放射性ヨウ素、カルシウムと放射性ストロンチウム、カリウムと放射性セシウムと言った具合である。
 とりわけ問題なのは、人間の首のところにある甲状腺に集まりやすい放射性ヨウ素である。甲状腺は人体の成長に重要な役割を果たすホルモン造成の臓器であり、子どもはここで甲状腺ホルモンを活発につくりながら大きくなっていく。その臓器にヨードと間違えて放射性ヨウ素が取り込まれやすいというのだ。さらに、子どもの細胞のDNAは、放射線で傷つきやすい、という。こんなわけで「子どもは放射能の影響を大人の10倍も受けやすい」のである。この点は、1986年に起きたチェルノブイリの原発事故の場合でも顕著に現れていて、多くの子どもたちが甲状腺がんに冒されて亡くなっていったか、今でも辛い思いをさせられている。
 また一旦漏れ出た放射能は、除染しょうが、焼却しょうが、居場所を替えるだけで、どこかにとどまりつづける。それこそ「出したら終わり」なのである。この厄介な事態に十分な解決策はなく、事故責任は厳しく問うにしても、引き起こした事態から逃れることはできない。国民みんなで引き受けるしかないのだ。被害に逢った農業・漁業などを今後も守ろうとするには、我われ国民みんなが、放射能を含んだ魚や野菜を食べる覚悟をもたねばならない。ただし、子どもたちにはできるだけ放射能汚染度の低いものを、60、70の年配者には、少し汚染度の高いものでも我慢して食べてもらう。これが今回の事態を真摯に受け止める態度ではないか、とこの本ではいわれている。
 とにかく、黒部先生はチェルノブイリの現地にも何度か行かれているし、その子どもたち支援のための基金集めにも長年尽力されている。小児科医の立場でこれだけ放射能に詳しい知識と情報をお持ちの方は、他にいないのではなかろ、つか。この点が、単に原発事故や放射能危険について論じている本にはない、この新書の目新しさであり強みであろ、つ。行政や国の専門家の言うことがすっかり信用を失っている今日この頃、市民みずから判断する・危険を察知する力を身につけるためにも、ぜひ読んで欲しい本である。
(文責:岡田浩平 すずしろ医療生協通信83号より)
著書の紹介 2






黒部信一著
放射能対策ハンドブック
原発事故と子どもたち』
(三一書房 1300円+税)
黒部所長の紹介 ( すずしろ医療生協通信83号より)
 すずしろ診療所の新しい所長に、黒部信一医師を迎えることになりました。
 黒部先生は故大井武正先生とは旧知のご関係で、以前からすずしろ医療生協主催の学習会などの講師としてお話しいただくなど、すずしろ診療所への理解の深い医師でいらっしやいます。慶応大学医学部卒業後、国立埼玉病院小児科医長、吹上共立診療所長をされた後、新座の堀ノ内病院に勤務されました。2010年からはすずしろ医療生協の理事としてご活躍いただいてきたところです。
 総合小児科(子どもの病気すべて)、一般内科、家庭医のする心療内科を守備範囲として多くの患者さんを診てこられてきたなかで、1986年に起きたチェルノブイリの原発事故後、「チェルノブイリ子ども基金」の顧問として被害に遭った子どもたちをずっと支援してこられました。そして現在、福島の原発事故を受けて昨年6月に「未来の福島子ども基金」を立ち上げ、それ以来、子どもたちの命と向き合う活動に身を挺しておられます。
 このように、福島原発事故後の放射能と子どもの健康に対して、黒部先生以上に頼りになる人はいないと言われている中で、すずしろ診療所の所長を務めていただく以上、私たち理事は今以上に活動に励まなければと思っています。
 地域の良き家庭医としても今後ご活躍いただけることを心強く思っているところです。
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